3年生 福祉体験学習
2025年5月29日 15時24分総合的な学習の時間に、3年生が福祉体験学習をしました。
西条市社会福祉協議会のご協力をいただき、講師の先生方にお願いして「手話・点字・車いす・高齢者疑似」の四つの講座を行いました。
時間の関係で今日は、どのクラスも二つずつ体験しました。残り二つは2週間後に行う予定です。
【 手話講座 】
「物の形から手話になったもの」「動きから手話になったもの」「スポーツ」など、種類ごとに分かりやすく説明をしてくれ、実際に挑戦していました。
「「松」だったら、どうすると思う?」の質問に、自分なりに考えて表現する生徒たち。
「あなたの好きなスポーツは何ですか?」に対して、ジェスチャーすると、正解!
しっかり学んでいました。
【 点字 】
点字にする五つの工程
① ひらがなにする
② 点字のかな書き
③ 「は」「へ」は発言通りに「わ」「え」とする
④ 長音化する「う」は「ー」にする
⑤ 分節分かち書き
この工程を意識して、点字で文を書きました。
【 高齢者疑似体験 】
体に装着するものは…
ベスト、ゴーグル、イヤーマフ、ひじ用サポーター、ひざ用サポーター、手首用おもり、足首用おもり、ベスト用おもり、ゴーグルシート
介添え役と一緒に階段を昇り降りすることで、高齢者の動きを知ることが目的です。
体験後の感想として「おもりをのけた時の開放感」「足が曲がらない」「とてもしんどかった」「視界が見えづらいから距離感がつかめない」などの声が聞こえてきました。
ただし、中学生は筋力があるので、実際はもっと動きは大変だとのことです。
思うように体を動かすことができないもどかしさを感じたことで、体が不自由な人に対して、今まで以上に優しい気持ちを持つことができるようになったのではないでしょうか。
【 車いす体験 】
車いすに乗る側と押す側では、やはり気を付けることが違ってきます。
安全に、安心して乗ることが大切です。
体育館でマットの段差をのぼってみたり、スロープを使ってみたりしていました。
ほんの少しの段差でも、車いすはなかなかうまく動きません。
私たちの身の回りにある様々なバリアに気付くきっかけになったのではないでしょうか。
「バリアフリー」は全ての人にとって優しいことなんですね。
講師の先生方、お忙しいところありがとうございました。
また2週間後、どうぞよろしくお願いします。