教職員救命救急訓練の実施
2025年6月17日 15時16分期末テスト期間で、生徒のみなさんが下校した後の午後の様子です。
西条西消防署より4名の講師の方をお招きして、教職員の救命救急訓練を実施しました。
今日は、胸骨圧迫AED、異物除去法、止血法の基礎技術を確認しました。また、想定訓練を通して、いざという時に対応や判断ができるように、そして、課題を見付けていくことを目的に取り組みました。
想定訓練では、消防署に119番通報を行ったり、離れた教室から、職員室に電話連絡をしたりして、実際に場面を想定しながら、役割を担っていきました。終わった後は、感想や気付いたこと、注意点を言い合い、今回の訓練を、実際の場面に生かすための振り返りを行いました。
【 止血法のポイント 】
きれいなタオルなどで、傷口を直接押さえるのが基本です。できるだけ血液を直接触らないため、ナイロン袋などをかぶせた手で、間接的にタオルを持つことが大切。
途中、止血できているか気になるけれど、様子を見るなどはせず、ひたすら押さえ続けるようアドバイスをもらいました。
【 異物除去法 】
苦しんでいる人の正面でなく、横や背後から近づき、声をかけます。
① 咳を促す。
② だめなら掌の付け根のあたりで、前のめりになった体の肩甲骨と肩甲骨の間をたたく。
③ ②で難しい場合は、腹部に圧をかける。この時、みぞおちを外して、親指の付け根でおへその少し上を押さえる。(妊婦さんや小学生以下の子どもは避ける。内臓損傷の可能性もあるため、救急隊や医療従事者には、腹部を圧迫したことを告げること。)
④ ③でも対応できない場合は、意識がなくなり、倒れることが考えられるため、胸部圧迫の措置をとる。
以上のような順番で対応することを学びました。
このような場面に出会わないことが一番良いことですが、いざという時に、少しでも自信を持って落ち着いて対応できるように、研修を重ねていきたいと思います。
西条西消防署のみなさん、御協力ありがとうございました。