ブログ

教育実習最終日

2023年6月23日 16時07分

 6月23日(金)、今日は1学期末テスト最終日であり、3週間の教育実習の最終日でもありました。

 教育実習の3人の先生が入ってくれていた学級では、終学活で先生からお別れの挨拶をもらったり、生徒からのお礼の言葉などを伝えたりして、最後の別れを惜しんでいました。

 教育実習の先生に、教育実習の感想を書いてもらいました。先生たちの思いをぜひ読んでみてください。

( 越智 央貴 先生 )

○ 3週間を通しての感想

 初日は、とても不安と緊張でいっぱいでした。校内の景色は分かっていたけど、知らない先生方に知らない生徒たちで違う学校のように感じました。そこからは、早く学校に慣れようと努力しました。その結果、今では安心感のある学校へと変わりました。知らない先生方から知っている先生方に変わり、沢山の助けを受けながら、授業に取り組めました。生徒たちも話しかけてきてくれて距離も一気に縮まったように感じます。先生という仕事を体験してみて、すごくやりがいを感じ、生徒のためにいい授業をしたい、面白い授業をしたいと思うようになりました。まだまだうまくいかないことが多いけど、先生方のおかげで間違いなく成長できました。教員としての世界観や価値観も大きく変化しました。必ず、今後に活かしていきたいと思っています。3週間、本当にありがとうございました。

 〇 学級にかかわっての感想

 生徒1人1人がとても可愛くて、可愛くて仕方がないです。できることなら、みんなが卒業するところまで見届けたい、もっというと将来どんな大人になるのかを見届けたいと思っています。それくらいこの3週間で、生徒が私にとっての宝物になりました。教育実習が終わってほしくないと心の底から思うし、実習が終わった後もまた学校に来てしまいそうです。生徒の存在が、こんなにも実習を頑張るモチベーションになるとは思ってもいませんでした。山口先生をはじめとする3年1組のみんなには心の底から「ありがとう」と伝えたいです。また会える日を楽しみにしています。3週間、本当にありがとうございました。

 〇 授業を行った感想

 上手くいったこともあれば、上手くいかなかったことも沢山あり、人に教えることの難しさを改めて感じましたし、自分の学生時代を思い出しながら、先生ってすごいなと思いました。先生によって、気になるところが全く違うし、担当教科ならではの視点もあったりして、たくさんの刺激と発見がありました。そのおかげで、授業をみる視点も変化しましたし、気付けることも圧倒的に増えました。今後、教員を目指していくうえで大切な要素を数えきれないくらい学べました。でも、やっぱり1番は生徒のために良い授業をしたい、面白い授業をしたいという気持ちがすごく大切だと思いました。生徒のことを1番に考えて、生徒と一緒に良い授業を創り上げていきたいと思いました。

 〇 部活動に関して

 私自身が中学時代に東予東中学校のサッカー部ではなかったこともあり、学校で部活動をすることに新鮮さを感じました。自分たちがいた頃との変化は分からないけど、生徒は元気で明るい子が多くて、さすがサッカー部だなと感じました。サッカーが好きだという気持ちを常に持って、サッカーに対してこれからも真剣に取り組んでいってくれたら嬉しいです。サッカーを通じて出会えた生徒たちに感謝したいです。

 

( 渡邊 太陽 先生 )

 

○ 3週間を通しての感想

 1週目は総体もあり、実習に来ているという実感がわかなかった。しかし、総体前の練習に関わることができ、応援にも行けたので良かった。2週目からは朝の学活をはじめ、体育、道徳、保健の授業をするようになり忙しかった。しかし、学活で生徒たちは、実習生である僕の話を楽しそうに聞いてくれていたので良かった。また、あゆみも見るようになったので、生徒のことを知るいい機会となった。そして、1週目より多くの生徒が話しかけてくれるようになり、充実した日々が送れた。3週目は火曜日に研究授業をした。しっかりと教材研究をして授業に臨めたのではないかと思う。

 3週間を通してより教員について理解を深めることができた。短い間だったけど、とてもやりがいを感じた。

〇 学級にかかわっての感想

 1年3組の生徒は、明るく、活発な生徒が多かった。自分が実習生ということもあって、困っていることがあれば助けてくれる優しく協力的な生徒たちだった。朝の学活では「今日はどんな話をしてくれるのだろう」というまなざしでしっかりと先生の話を聞いてくれるからうれしかった。

 給食では1年生ということもあり、あまり食べない生徒や食べるのが遅い生徒が多かったので、自分がいっぱい食べることになり苦しかった。今後は準備を早くして食べる時間を増やし、頑張ってもらいたい。

〇 授業を行った感想

 道徳では、初めての授業だったため、とても緊張した。生徒の名前を呼び間違ったり、頭が真っ白になり、言いたかったことを忘れるなど、ひどい結果だった。また、授業中に蜂が入ってきて生徒たちがパニックになっていたので、生徒たちを落ち着かせる掛け声ができればよかったなと思う。反省点が多く見つかったため保健の授業ではこれらを改善していきたい。

 保健の授業では、2回の練習があったため、研究授業は緊張しなかった。クラスによって反応の良さが全然違うこともわかり今後に生かせればいいなと思う。また、黒板と電子黒板にはそれぞれのいいところがあることを学んだ。

 〇 部活動に関して

 男子ソフトテニス部は、1ペアを除いては技術面が心配な生徒が多かった。特に2年生は1年間テニスをやってきて多少打てるようにはなっているものの、試合になれば練習のようにはいかない。県総体が終わり、3年生が抜けてからは自分たちが引っ張っていくという自覚をもって練習に励んでほしい。

 1年生は、審判やテニスのルールからの指導だったので大会までには覚えてもらいたい。また、技術面や体力はこれからしっかり練習に励み身に付けてもらいたい。

 

( 石川 日奈 先生 )

○ 3週間を通しての感想

 教育実習一週目は、総合体育大会があった関係で授業も少なく、生徒もそろわない状況だったので教育実習に来ている実感があまりなかったように感じます。しかし二週目からは、自分で行う授業も入ってきて、生徒ともたくさん話せるようになり先生の実感が湧いてきました。クラスの生徒だけでなく、学年の他クラスの生徒や他学年の生徒とも多く関わる機会があり、生徒との時間を多くとれたと思います。また、先生方の授業を見る中で、たくさんいいところを見つけられたので自分が教員になったとき思い出して、先生方の授業を生かしていきたいです。この三週間の実習でたくさん吸収できたと思います。この実習を通して、より教員になりたいという意思が強くなりました。

 〇 学級にかかわっての感想

 私は、2年1組を担当させていただきました。実習の最初のほうは、静かなクラスなのかなと思っていましたが、日がたつごとに生徒も慣れていったのか、たくさんコミュニケーションをとれるようになっていきました。休み時間などもたくさん話すことができて、実習の前は生徒と上手く話せるかが不安でしたが、楽しくお話もすることができてよかったです。

 朝学活や終学活では、連絡事項をした後に少し雑談をしていました。意外とその雑談を楽しみにしてくれる生徒が多く、話が終わった後に「面白かったです。」と何人もの生徒が言いに来てくれてとても嬉しい気持ちと、話してよかったと思う気持ちがありました。先生の体験談や、豆知識などは生徒にとってもプラスになることが多く興味を持ってくれていることをこの実習で知ることができました。

〇 授業を行った感想

 私は、道徳の研究授と音楽の研究授業を合わせて6回授業を行いました。授業を重ねていく中で、試行錯誤しながら指導案を作り直すことや、授業のワークシート、貼物などを作るのが楽しく、毎回授業は緊張していましたが、毎回授業をするのがこと楽しみでした。クラスで違う生徒の反応も面白くて、私自身凄く勉強になりました。道徳の授業では、「左手でつかんだ音楽」をさせていただいて、この教材を通して生徒にあきらめない気持ちを大事にするというのをどのように授業を通して学んでもらうかを考えるのが難しかったです。この教材事態、はっきり登場人物の気持ちが書かれている教材だったのでどこを発問に取り上げるかを何回も見直しました。最後には感想を発表してもらい、ねらいに適した回答が返ってきてよかったと思います。

 音楽の授業では、「浜辺の歌」をさせていただきました。一時間目の授業ということもあり、どこまで踏み込んでいいのかを考えながら指導案作りをしました。授業の反省としては、もう少し歌う時間を確保しておけばよかったと思いました。また、先生から評価をいただいたときに授業の最初に生徒の歌を録音して、授業の最後にも録音して、どれくらい今日の授業で歌を表現できるようになったのかを聞かせ、比べるという活動も良いと提案していただいたのでそれを今後には生かして行きたいです。

〇 部活動に関して

 私は、吹奏楽部に関わらせていただきました。個人練習の際に、一人一人に合わせたレベルの指導を心がけてできたと思います。主に基礎練習について指導しました。また、分奏の際には、各パートへのアドバイスや、全体へのアドバイスができたと思います。アーティキュレーションを全体でそろえる、曲の中での抑揚などについてアドバイスを行いました。部活を見て思ったとこは、もう少しメリハリをつけるとよりいい演奏ができると思いました。個人練習の時間でも、友達としゃべったりしている姿も見受けられたので、練習する時間はきちんとする、休み時間はしっかり休むとメリハリをつけるとそれが演奏にも出てくると思いました。また、時間厳守を徹底し、合奏が始まる時間にちゃんとそろって始められる環境を作っていけば、より演奏も良くなると思いました。良い点は、挨拶もでき先輩が後輩思いなところはすごく良いなと思ったので、これからも続けていってほしいです。

 

 教育実習の3人の先生は、本当に熱心に実習を行ってくれました。先生たちの感想からも3週間がとても充実したものになったということが感じられ、うれしく思います。

 先生方のこれからの活躍を応援しています!